2020年のおわりに
2020年最後のブログです。
今年はコロナ、コロナに明け暮れた1年でした。
ひとまず『皆さまお疲れさまでした』と申し上げます。
1年前の今頃はのんきにコロナのコの字も思わぬまま来年のオリンピックに思いをはせておりました。
今この瞬間も対応に当たる医療・行政・その他全職業の皆様には感謝いたします。
さて、今年ほど価値観とういものが問われた1年はなかったのでしょうか?
普段は価値観といえば”りんごか好きか””みかんが好きか”の延長でしかなく夫婦やカップルでもなければ個性の問題としてそこまで問わることはなかったように思います。
今年は命、人生を左右する命題として突き付けられました。
大きく分ければ「自粛派」と「非自粛派」でしょうか。
・一度失えば二度ととりもどせない命に比べれば経済はいつかは再生する、今はすべてを止めるべき自粛派。
・致死率の程度を考えれば経済が壊滅して病死者以上の死者が出るならばこちらがマシの非自粛派。
極端な例ですがどちらが正しいとも言えず、悪いとも言えず、価値観、あとは程度の問題です。
現実的なポジションを探るのが政治であり国民の総意たる民主主義ですが今後どちらに傾くのでしょうか。
そんな我々ジェイウングが棲むこのイベントやらコンサートやら演劇のエンタメ業界は『密』かつ『不要不急』な業種の代表格です。
世の中にあっては「あってもなくても困らない業種を救済する必要はない」「コロナでつぶれるのは自業自得の業界」という意見もネットで見かけます。
しかし、人はパンのために生きているのでしょうか?
趣味と呼ばれるものすべてが生命維持には必須ではない不要不急ですが「人間」として生の意味を感じる・考える際の
必要な要素の一つではないのかなと思っております。
ところで話は変わりますが、ここ数年当社では年末に来年のスローガンというものを決めております。
約10個の中から絞り2021年スローガンは以下に決まりました。
「雲外蒼天(うんがいそうてん)」
発案者によれば「雲外蒼天とは雲を抜けるとどこまでも蒼い空が広がっている。
コロナ禍という先の見えない厚い雲を抜けることができればその先には蒼天が待っていると信じて突き進もう」とのことでした。
スローガンであり切実な願いではありますが、来年も五里霧中の厚い雲の中、社名に”翼”がついてるジェイウイングは雲の上まで頑張ってまいります。
年の最後にお硬い話になってしまいましたが、この長いお話しを要約すると。。。
『来年もどうぞよろしくお願いいたします!!』
終