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雪の結晶⛄

皆さんこんにちわ。

先日1/28(木)は東京で急な雪が降りましたね。

雪が積もった場所もあったのではないでしょうか。

寒くてやってらんない!!って気持ちではありますが

そんな寒い雪にもちょっとした綺麗な話があります。

その正体は、、、、

こんな写真とか画像みたことありますよね!

そう「雪の結晶」です。

雪はぱっとみ白いフワフワで冷たい物って感じですが、

分子レベルで見ると細かい結晶で出来ているんです。

そこで雪の結晶には、どんな種類があるのか疑問になりますよね?

2012年に発表された研究(※1)によると、「大分類8種類、中分類39種類、小分類121種類」に分けられるみたいです。

とはいえ分子レベルの世界、、

1つとして同じものは存在しないとも言われています。

樹の枝のような結晶はよく皆さんが画像で見ているものかと。

他には針のような結晶、角板のような結晶、鼓のような結晶、

砲弾のような結晶などなど、、、

言ってはきりが無いので少しだけ実際に見てみましょう(笑)

【角板】

一番シンプルなタイプでこの形をベースに、

六角形の角の部分に「枝」や「板」が成長することで複雑な形になっていきます。

【広幅(梅花状)】

角板を中心に、「板」が発達したタイプ。

【樹枝付角板】

先に角板が成長したあと、角の先に枝が伸びたタイプです。

【扇形】

最初に樹枝状に成長したあと、枝の先の板が発達したタイプ。

【羊歯状】

樹枝状に成長し、板は発達していないタイプ

 

つまり大きな特徴としては雪の結晶は「樹枝」と「板」の発達方法によって

形状が変わるみたいです。

では、、「樹枝」と「板」の発達は何が決めているのか気になりますよね!

それは温度水蒸気の量ということが発見されています。

※気温と湿度の表現もあります

まず温度ですがこれにより成長する結晶面が異なります。

雪結晶は最初は六角柱をしていていますが、

その後の温度で角板状になるか角柱状になるかが決まります。

次に水蒸気の量によって雪の結晶の形の複雑さが決まります。

水蒸気が多いと結晶の辺や角が成長し、より複雑な形になります。

このようにして結晶が出来上がりますので、

結晶の形において「1つとして同じものはない」と言われてる事も納得できます。

さて難しい話はさておき、皆さんも実際に結晶見てみたいですよね!?

けど、分子レベルの世界だから器具がないと、、って感じになりますが

実は普通に身近なアイテムで可能になるんです、

それは、スマホのカメラでOK!!

ズームを最大にするか、「マクロ」「接写」などの設定があれば撮影できます。

ブレずに撮ることはかなり大変みたいですが、、

もっと拡大して見たいと思ったら、

スマホ用マクロレンズ(クリップではさんで装着するタイプ)

100円均一のお店や、ネット通販で入手可能です。

まだまだ雪が降る季節が続きますが、

皆さんも寒い中の一つの楽しみとして

「雪の結晶」を観察してみては如何でしょうか?

では、ご覧頂きありがとうございました!!

O.T.

【記事出典・参考】公益社団法人日本雪氷学会
※1 菊池勝弘・亀田貴雄・樋口敬二・山下晃・雪結晶の新しい分類表を作る会メンバー(2012)「中緯度と極域での観測に基づいた新しい雪結晶の分類 ーグローバル分類ー」, 『雪氷』74, (3) 日本雪氷学会

中緯度と極域での観測に基づいた新しい雪結晶の分類 -グローバル分類-

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